2009年06月12日

鳥籠で過ごした猫ちゃん

2年ほど前に、「鳥籠にずっと閉じ込められて、ひどい皮膚病になっている可哀そうな猫ちゃんがいるんだけども、飼い主さんに、部屋の中に、放してあげたほうがいいと注意しても、全然聞き入れてもらえないです」という相談を受けました。世の中には、想像もつかない酷い動物虐待をしている人がいるんだなと、怒りと悲しみでいっぱいになりました。せめて自分にできることは、動物愛護団体に連絡をして、直接注意をしてもらう事だと思い、愛護団体の方に話を聞いてもらいました。その猫ちゃんのひどい状態と、飼い主さんの住所と名前を説明し、「強制的に立ち入って、猫ちゃんを自由にしてあげることはできないのですか?」と聞くと「動物虐待をやめましょうというようなビラをくばって、注意をはできますが、強制的に連れ出すことはできない」という回答でした。アメリカの動物愛護法では、市民の通報があれば、強制的に捜査官が、家の中まで入って動物の健康状態を確認でき、問題があれば、刑罰または罰金という処罰が、飼い主に科せられるのに、我が国の法はあらゆる面において、時代遅れなんだなと痛感しましたし、鳥籠に閉じ込められている猫ちゃんのストレスを思うと、痛々しい気持ちでいっぱいでした。数日後、動物愛護団体の方から「本人の家へ行って、注意をしてきました」という連絡がありました。

この機会に、飼い主さんが自分がしている事は、罪な事だと認識をし、なぜしてしまうんだろうという事を自己分析によって答えを見つけ出して、猫ちゃんを部屋の中で可愛がってあげてくれたらいいなと思うと同時に、動物を虐待する人は、本人が精神的に病んでいる人だと思うので病気が治らないかぎり虐待を繰り返てしまうかもしれないというマイナスな事も思っていました。

そしておよそ1年後、相談された方から、「その猫ちゃんは、保健所で処分されました。飼い主さんが、鳥籠から出した時に、狂って暴れだし、飼い主さんに顔や手に深い傷を負わせたので、激怒して保健所で処分の依頼をしたそうです。」という結果を聞きました。涙が出てきました。人間のエゴで長い間、猫らしい生き方も出来ずに、ただ苦痛だけを与えられ続けられて、最後は安楽死とはいっても毒殺されてしまった一匹の猫ちゃんの悲惨な生涯を思うと、残念で残念でしかたありません。仏様の前で、虹の橋で猫ちゃん達と楽しく遊んでいる姿を想像して、今度生まれ変わったら、愛情を沢山注いでくれる飼い主さんに出会えますように・・・出会えなくても野生の中で、猫らしい生活を送れますようにとお祈りをしました。

アメリカやヨーロッパの動物愛護団体と同じレベルの法律が、日本にも制定される日が来ることを、願ってやみません。


CIMG2610_1.jpg

ヒナソウ
タグ:
posted by ゆうちゃん at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | この記事へのリンク
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/121379131

この記事へのトラックバック